【事前抽選】販売方法に至るまでの考え
2006年10月『JAPAN TEDDY BEAR FESTIVAL 2006 in OSAKA』から
2017年 3月『JAPAN TEDDY BEAR FESTIVAL 2017 in TOKYO』まで
peasは、2004年のフェスティバル以降4回にわたり、開場1時間前に場外でお並びのお客様に、販売の順番を記した整理券を配布してまいりました。(2003年までは通常販売)
これは色々な理由からなるものですが大きな理由のひとつとして、開場時刻と同時に複数のお客様が一度にいらっしゃる事による混乱を避ける目的でありました。
この開場1時間前に配布する整理券によって販売時の混乱は避けられるようになったのですが、整理券確保の為に開催日の前日より会場前の屋外に徹夜でお並びいただくお客様がいらっしゃいました。
徹夜で施設敷地内でお並びいただく事は施設の管理責任や安全上の問題もあり、その後主催者様より「会場前に徹夜で並ぶ事を禁止します」というお知らせがあり、作家側からもお客様に注意するよう、お願いがありました。
しかし、お並びいただいているお客様の中には、peasの整理券を目的とされていないお客様も多くいらっしゃいます。沢山の作家の方々が参加されているイベントに、主催者でもないpeas個人が多くのお客様に注意するのはいかがなものかという思いもあり、お並びいただく事については触れずに整理券を配布してまいりました。
触れずいようと思いながらも‥‥
徹夜をしてまでもpeasのヌイグルミを欲しいと思ってくださるお客様の熱意がひしひしと感じられ、涙が出るほど嬉しい思いがありました。同時に、寒い中、悪天候の中など、前日のお昼頃から並んでいただき、夜を明かして開場時刻までずっと屋外で過ごす過酷で危険な事をこれ以上続けてはいけないという思いもありました。
お並びいただく事が出来ないお客様より、購入方法を検討していただきたいというご意見もいただきました。
確かに開場前の早い時刻から並ばなくてはご購入いただけないというイメージは良い事ではないという思いから、今後どうすべきか考えました。
そこで、お客様からいただいたご意見等も考慮し、2006年10月、大阪のフェスティバルより「整理券」を開催日前(事前に)に抽選する方法をとる事にして現在に至ります。
(※作家の体調不良により制作困難だった2014年から2016年にかけての数回は制作数が極めて少なかったり、制作数の予想が全く出来なかった状態により整理券の発行が出来ず、当日その場でじゃんけんをしていただく販売方法をとらせていただきました。)
今までお並びいただいたお客様、毎回、本当にありがとうございました。
現在、整理券を事前抽選して販売する方法を支持してくださるお客さまが多数いらっしゃいますので、この販売方法を継続させていただいております。
しかし、ご支持をいただきながらも、くじ運がないとお感じのお客様は抽選結果(毎回当選される方や当選されない方、販売の順番が毎回早い方や遅い方など。)に不公平をお感じのお客様もいらっしゃるかと思います。
また、細かな抽選の調整(前回当選されなかった方を優先する 等)を希望するお客様のご意見もいただきました。
お気持ちはよく解りますので、当選率を調整する方法を検討致しましたところ、当選率や順番の調整は、思いのほか複雑で多くの時間を要する事がわかりました。
そして更なる検討の結果、当選率の調整はせず、毎回シンプルな抽選をさせていただく事にいたしました。そのかわり調整にかかるであろう多くの時間は、作品制作の時間とし、1体でも多くの作品を連れてフェスティバルに参加したいと思います。
ご理解をいただければ幸いです。
peas